トリコモナス膣炎は、トリコモナス原虫が膣や膀胱内に入り込み、感染によっておこります。女性の半分は一度は感染するという性病になります。若年層から中高年まで幅広い年齢層に感染者が見られるのが特徴となっています。

女性の場合は症状が重く、感染すると約10日の潜伏期間ののち尿道、膣、膀胱に炎症がおき、外陰部にかゆみや痛み、性交・排尿時の不快感、などが現れます。 特に他の性病に比べておりもの、かゆみを中心とした症状が比較的強く現れます。 おりものが悪臭をともなう泡立ったものになることもあります。感染した女性の20%~50%は症状がない場合もあり、放置してしまうと膣からはじまった炎症が卵管まで進行してしまいます。

男性の場合は尿道・陰茎包皮・前立腺・精巣などに寄生していて、自覚症状がでないことがほとんどです。 自覚症状があった場合には尿道から膿がでて、排尿時に痛みを感じます。おしっこをすることで原虫が尿道から外に出されることが多いのですが、 内部にまで感染していた場合には前立腺や精のうに炎症を起こします。トリコモナスに感染している男性は、前立腺や精のうに寄生していることが多く、それが原因で尿道炎や前立腺炎を起こすとされています。
もし明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。パートナーのいる人が症状を再発を繰り返す場合は、そのパートナーの受診もすすめてください。